2005年10月03日

【回答142】誰にも愛されなかったスパイ

問題編は一息ついたときの小ネタ【問題142】を参照ください。

記事タイトルは007の「私が愛したスパイ」をもじったものでした。(つまらない注釈、すいません)


【回答142】
この二重スパイの作戦では、きわめて高度な心理戦が展開されました。

ドイツ軍のスパイを二重スパイ(自軍のスパイ)に仕立てた連合軍は、この裏切りがドイツ軍に知られていると読んでいました。これを確かなものにするために、まず、わざとこのスパイを通じてニセの情報をいくつかドイツに送らせます。

ドイツ軍はこの情報が連合軍の動きと違うので、スパイが寝返ったことを確信します。そしてここでドイツ軍はこのスパイを逆に利用することを考えました。すなわち、このスパイが言うことの逆を考えれば連合軍の作戦がわかる、と考えるようになりました。

連合軍はそこまで読んでいました。小さなニセの情報をいくつか流したあと、本命の上陸地点だけは本当の場所、ノルマンディーと伝えさせます。(大バクチです)

これにドイツ軍は引っかかりました。当時上陸地点はカレーかノルマンディーのどちらかに絞られていたので、ドイツ軍はこのスパイの言うノルマンディーとは違う場所、カレーに連合軍が上陸する証拠、と読んだのでした。


ピーターと狼を地でいく話です。
ちなみに、この話の元ネタはゲームの理論ですが、ネタとしてはもう一つ面白い話があります。

ノルマンディー上陸後、連合軍は更にこのスパイを活用することが可能でした。なぜなら、上陸したのが本当にノルマンディーだったので、このスパイは本当のことを言ったことになり、ドイツ軍はこのスパイが本当に二重スパイなのかわからなくなるからです。
ここで、今度はウソの情報を流すことができるのでした。


まさしく化かし合い、騙し合いです。この記事のタイトル、誰にも愛されなかったスパイ、こうやってみるといいタイトルだと思うのですが、如何?

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posted by fakerholic at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 頭の体操クイズネタ回答集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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