2005年12月06日

【回答201】必勝の一手

問題編は一息ついたときの小ネタ【問題201】を参照ください。

この問題編のチェスの駒、自分で作ろうとしてナイト(馬)の形で挫折してしまい、ネットでフリーで画像を提供されている ninosuke house/がらくたいちば さんから勝手にダウンロードさせてもらったものでした。この場を借りましてお礼させていただきます。


【回答201】
今のチェスのルールはこういうルールらしいです。
「ポーンは8段目(これ以上進めないマス)に到達したとき、同じ色のポーンとキングを除く任意の駒に成ることができる」

あの局面だと、8段目に到達したポーンはどんな駒に成ろうと、次の黒の手番でキングに取られてしまって詰み(チェックメイト)になりません。
ではどうしましょう。一つ前のルールには無くて、今のルールにある数文字の言葉、「同じ色」を悪用すれば・・・そう、黒い駒に成ってしまうことに気づけば、唯一の回答にたどり着けます。

黒い駒といっても、そこから一つ前に出られる駒(ルーク、クイーン)だと次の黒番で白のルークの間に入られてしまいますし、ナナメに移動できる駒(ビショップ、クイーン)だと白のルークが取られてしまいます。なので、この問題の回答は、「黒のナイトになる」だったのでした。
黒のナイトに成ると次の黒の手番でキングの逃げ場がなくなり、間に入る駒もなく、その場でチェックメイト、となります。


元々そのルールは黒に成るなんてことまで想定しておらず、8段目までいったら当然同じ色の別の駒に成るという暗黙の了解事項だったと思われます。それが、こんなクイズや目ざとい人に見つけられ、ルールの改定を余儀なくされた、というあたりが真相っぽいと思うのですが、どうでしょう。


ところで、この問題の元ネタは、論理クイズなら千でも二千でも書けてしまう米の数理論理学者レイモンド・スマリヤン(Raymond M. Smullyan)らしいです。この人、ルイス・キャロルをオマージュした論理クイズ本やアラビアンナイト(千夜一夜物語)をモチーフに1,000の論理クイズを書いたりとか、結構とんでもない人です。(ただ延々と論理クイズが続くので、よっぽど好きじゃないと飽きるかもしれません)


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posted by fakerholic at 00:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 頭の体操クイズネタ回答集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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